東京国立博物館

museum

先日、東京出張の折、上野の東京国立博物館に行きました。

縄文時代から江戸時代まで本物の作品で日本の文化史がたどれる本館。
中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物を展示している東洋館。
それと法隆寺宝物館(法隆寺献納宝物)を大急ぎで見ました。

私の全くの主観的な感想ですが、
日本の作品は、職人的な繊細さ、丁寧さが良くわかり、
インドの仏像等は、ミケランジェロの彫刻のような写実的な美しさ、
中国は、熟成された歴史の重み、大胆・豪快さを、
韓国は、ユニークなすばらしさを感じました。

大急ぎで、解説も読まず、歩きながら次々と見たので
地域の移り変わりと伝播、違いがわかったように思います。
当然、どの作品も国宝・重分級ですので私には優劣をつける事は出来ません。

ふと、現在の各国地域の作品(工業製品等)と重なるものを感じました。
歴史が積み重なり交流があり、混ざりながらも、同一化せず
脈々として受け継がれてきたのでしょうか。
違いがあるからこそ味わいがあると思います。

もしかすると、私の仕事も、
少しはその交流・熟成のお手伝いをしているのではと
そのような取り留めのない事を考えた一日でした。